被災にめげず、サケ釣り2018 in 浜益川

今年もサケ釣りのシーズンがやってまいりました。

私の主戦場であります道央日本海西海岸は開始期が遅いながら、最も釣れ始めが早い十勝沿岸では、晩夏から快調に釣れているといううわさが聞かれます。

数年続いたサケ不漁からの脱却なるか、北海道の釣り人の興味が集中しているところです。

不漁続きへの配慮で昨年は見合わせていた浜益川サケ有効利用調査を、今年はいけると踏んで申し込み、3日利用権をゲットしました。

開催期間は9月8日から10月17日となっており、道東の豊漁の様子を聞いて、初日から詣でる気満々で9月を迎えます。

ところがです。

ご存知の通り、9月6日早朝、北海道胆振東部地震が発生します。

私の住まいである札幌市も震源からは直線距離にして80km以上離れているのですが、震源から札幌市内までは断層帯が一直線に横断しているせいか、結構に激しい揺れでした。当初の報道から測定震度は日に日に高くなり、札幌市内でもところによっては震度5強を記録していました。

その数分後、北海道全土を停電が襲います。停電していること自体は把握できるのですが、テレビも使えないので状況がわかりません。が、携帯のネット情報を頼りに状況が少しづつわかります。

  • 苫小牧の発電所がダウンして、これに連動して全道で停電
  • 復旧目途は最大一週間
  • 火事の心配はなさそう
  • 断水するかも???

夏休み明けだったこともあり、キャンプ用品はすべて稼働可能な状況で、食物保存の為の氷を、信号が消灯した道路を恐る恐る運転してあさイチで専門業者にて調達。

そのあとは既報のとおり、段階的に復電するまでの間を耐え忍びました。市内では、公共機関、医療機関の周辺から優先的に復電され、ド郊外の我が家は市内では一番最後くらいの8日土曜日の午後5時過ぎになりました。

被災により亡くなられた方やそのご家族、家屋に被害を受けた方々には大変申し訳ないのですが、キャンプ用品を片付け切っていなかったこと、普段からのバーゲンハンティングによるストック食材の豊富さのおかげで、意外と不自由なく過ごせたのが不幸中の幸いでした。


不謹慎なことに。。。

やっと生活が安定してきた土曜日、ふと思い出しました。「そういえば浜益川はじまってんじゃね?」ってことです。

携帯でいろいろ調べてみましたが、中止ともなんとも発表されていません。そりゃ役場もそれどころじゃないだろ、と納得しつつも釣り人の性が騒ぎ出します。

復電もしたし、週末仕事に行くこともできなかった為、体力的な余裕もMAXです。行っちゃう?行っちゃうか?

家族に相談したところ、別にいいんじゃね、とのお許しもあり、9月9日日曜日AM5時から参加すべく、いざ出陣となりました。


暇していた息子をタモ入れ係として引き連れ、AM2時ころ受付のある川下公園へとたどり着きます。

やっぱこんな時でも来る人は来るよね。。。ほんとバカ。

調べてみると、やはり昨日だった初日は地震の影響でお休み。竿が入っていないということは、川にはたっぷり魚が残っていること濃厚です。

あれよあれよと時間は過ぎ、午前5時に受付がスタート、猛ダッシュで釣り場を確保いたします。初日ということもあり、すでに遡上済みの魚のたまりを狙う意味で河口にかかる浜益橋からやや上流、水門付近に陣を張ります。

まずは青ピンクベースのスプーン+2号タコベイトのウキルアーからキャストします。恒例のウグイの猛攻をかわしつつアタリを探しますが、なかなかバイトはありません。

周囲では早くもヒットし、ファイトする水音が聞こえてきます。あさイチのゴールデンタイム、若干の焦りが出てくる10投目くらいで今年最初のヒットを味わいます。ググっと潜り込む独特のアタリにあわせを入れると、トルクフルな引きに竿がしなります。

揚がってきたのは、グッドサイズの75cmの雄でした。

まずははじめの1本をキャッチして落ち着きを取り戻し、引き続きキャストを繰り返しますが、なかなか本命のアタリはつかめません。

川の流れも緩やかなのでウキ釣りにシフト、キャスタビリティと視認性の高いダイワのセンサーフロート8号+小さめ4cmのピンクタコベイトにタックルを交換します。

この組み合わせ、とてもコントロールしやすく、狙ったポイントにバシバシキャストが決まります。ただし川岸から流れと直交する形で投入するため、PEラインで道糸を構成すると、結構な勢いでラインスラッグが発生します。ウキルアーでは常にラインテンションがかかるので問題にならないのですが、このエリアは足元の水深が浅く、向こう岸で深い為、どうしても向こう岸側までキャストする必要があり、スラッグが常に発生します。中通しのウキであれば少しずつテンションをかけてもアタリは取れるのですが、ウキの下部に錘とラインの結合部のあるスティックフロートだとそうはいきません。テンションかけようとするとすぐさまウキは沈み込みます。

しかし、遡上してからやや時間が経っていて、流れの緩い状況にこの選択がドンピシャはまります。比較的アピールの強すぎるウキルアーは追わなかった魚がどんどん反応して、いっとき釣り堀状態に突入します。

それも

メス、雌、♀の3連発!!

もう脳内はいくら丼でいっぱいです。

しかし、ここで一つ問題が発生します。

3匹目をキャッチする過程で、あわせのタイミングで運悪く魚が反転し、且つドラグ調整を怠っていたため、スラッグがなくなった瞬間、ロッドの#1がポッキリ逝ってしまわれました。

寸足らずとなったロッドと残ったガイドで何とかキャッチに持ち込みましたが、稼働1年に満たないロッドの免責修理が確定しました。(軽さ優先でショアジギング用のファストアクションのロッドを使っていたのが間違いでした。)

気を取り直してスペアの12ftサケ用ロッドに持ち替え、1日の釣獲上限である5本目を目指します。

そして開始から3時間を経過した8時過ぎ、結びの1本がバイトしました。

それもメス!

この釣り場で、こんなに早くあがるのは4年目にして初めてです。受付までおさかなさんたちをお連れして、重量/体長を計測ののち、家路につきました。

ずっと不漁続きだった本調査釣行も、今年はやっと元がとれそうです。

地震で傷んだ家族の癒しの為、釣果は即日解体の上、妻自慢の製法にて親子丼にておいしくいただきました。

最後に、改めまして今回の地震の被害にあわれた方々皆さんに、お見舞い申し上げます。

 

以上

2018上半期を棚卸し。

なんだか公私の公の方がバタバタと忙しく、更新滞るのも甚だしいのですが、釣りだけはちょこちょこ詣でておりました。

ここで一機にまとめて釣行記をアップ。覚えている範囲ですが。


5月13日

場所:西積丹 大森  天気:はれ  釣物:ホッケウキ釣り

釣果:30くらい。型は大~中型、去年に比べ、魚の寄りはいいようだ。やっぱりドン深ワンドに波とともに一斉に入り込む群れを見ながらのサイトウキ釣りは面白い。

小型ばっかりになったのでAM11時に終了


5月27日

場所:西積丹  祈石下  天気:はれ  釣物:カレイ、ホッケ

今年の平物は数こそそれほどではないが型が良い。最大マガレイ38cm。

ここで釣り始める前に寄った弁天島で、おまつりが原因でおやじ集団にからまれる。横潮が早いんだからそれに沿って投げてくれ。安物のPEラインを弁償しろとかなんとか。。あきれ果てる。


6月16日

場所:西積丹  アキアジ場  天気:はれ  釣物:青物キャスティング

ボウズ。今年はショアからの青物は全敗。


7月8日

場所:西積丹  アキアジ場  天気:はれ  釣物:青物キャスティング

青物ねらうも不発。が、底をとったらヒラメがついた。47cm。青物とは違い、走らないけどガツッときたらぐんぐん潜り込むファイトは格別。

この日はヒラメ狙いにシフトしてその後も追ってみたが、バイトはあるがキャッチには至らず1枚のみ。


7月27日

場所:西積丹  アキアジ場  天気:はれ  釣物:ヒラメジギング

前回の成功を頼りに、今回はヒラメに的を絞ってジギングで1枚、46cm。前回と同じく、手を変え品を変え追ってみたが単発終了となる。

ヒラメは移動しないからか見切るのが早い。場を慣れさせる前にランガンしたほうがいいみたい。あとはイメージとして潮の流れが一定のところでは反応するジグの導線も一定な感じがします。常におんなじ向きを見ていて、そこを通過するベイトに反応する、みたいな。だから右左に向きを変えてサーチしても釣果にはつながらないかも。

今年はヒラメ当たり年だったみたい。そこらじゅうで釣果を耳にする。


以降、サケモードは別ポストで。。。