北海道にも初夏の訪れ
北海道も6月に入り、GW後の好天続きもひと段落。
すっかり海も春の終わりの様相。
今年の春カレイ→ホッケシリーズは、しょっぱなからマガレイの自己最高身長を叩き出したと思ったらその後続かず、ホッケは2ケタ届かずの貧果の連続でやや心折れ気味です。
しかし、このところの高水温の影響か好調が続く青物の季節、こちらでリベンジしてやろうじゃないの。
積丹周辺の船釣りの釣果もまずまずのようだし、天気概況を絶えずチェックする毎日を過ごします。そして6月第3週、17日にターゲットを絞り込み、いざ出陣準備です。
いざ、聖地(?)へ
冬の間に準備を進めていたコルトスナイパーのロックシリーズのプラグ数点を携え、AM2時に自宅を出発。いつものごとく単独釣行です。
道中、微風、微波を確認しつつ、私に青物初釣果を与えてくれた聖地(俺だけ)アキアジ場へ徒歩入釣を果たしたのはだいたい4時半ころとなりました。
前年釣行での成功例を踏襲して、まずは16cmのフローティングプラグから、50~60mの範囲を通します。潮の向きを確認しながらスキップ気味に、泡立てる感じで表層をジャークします。
反応ないので14cmのシンペンにルアーチェンジ。その第一投、そろそろルアー回収しようかと巻き始めた途端、
ガツンッ!バシャッ!
きた~!足元から喰いあがってきやがった。
一年ぶりの青物の引き!ロッドがしなる。唸るドラグを微調整しつつ、波に乗せながら岩の切れ目に抜き揚げる。
よし、目測65cm、ワラサクラスGet!!
これは時合だとばかりに、写真も撮らずに再キャスト。
2投目、3投目と打ち返すと4投目・・・
表層で
バシャ!
よっしゃー!気持ちいい~!!この波間にしぶきを上げて食いついてくる感じを目にできるのがトップウォータゲームの醍醐味。
おりゃ!波とともに抜き揚げると同じく65cm。この時、AM5時05分ごろでした。釣り場に入ってから30分と経っていません。どうなってんだ?
ここでやっと記念撮影。
いいことばかりはありゃしない
いやあ、今年は調子がいいなあ、どんどんいくよ、おりゃ~…と打ち返した途端に感じた違和感。
パキッ
重っ、あれ、なんか飛んでった。。。タモ???
よーく見たら、フックに絡んだタモ網と一緒にロッドの1番が根元から波打ち際に落ちている。
えっ、と思って手元を見たら、バットの差し込み部分がバッキリ折れているじゃないか!
冷静になって状況を整理すると、バックスイング時に、フックをタモをひっかけたまま重量オーバーでフルキャストした結果、接合部からロッドが真っ二つに折れてしまった。ひどい、ひどすぎる。
しかし時合は逃すわけにはいかぬと、スペアのロッドをバックから取り出したところ、なんとこちらは1番のティップ部分からパッキリ折れている。そう言われてみれば入釣時にゴロタ場を歩いていたときに足場が崩れてすっころんだことを思い出した。
ひどい、ひどすぎる。
仕方がないので、タモ網と一緒にすっ飛んでったメインロッドの1番とスペアロッドの2番を強引に連結し、以降の釣りを続行しました。しかしMHクラスのバットにXHクラスのティップの組み合わせは違和感たっぷり。バットがクタクタでまともにキャストできません。
こうなったら仕方ないっと、本日携行した中で最軽量のルアー「コルトスナイパー ロックポップ 90F」でジャバジャバやったれ、活性も高そうだし面白いかもとの思いでルアーチェンジ。
ロッドの状況とルアーの重量を何とかマッチさせて、追い風に乗せて何とか釣りにはなりそうです。波にスキップされないように丁寧に引き続けると、ジャバジャバと水面を泡立てながらいい感じに泳ぎます。なんか効きそうな予感が漂います。
打ち返すこと数投、足元10mほどで本日3回目のバイト!!
速攻浮き上がらせていつもの切れ込みからキャッチすると、本日最大の70cmオーバーが揚がってきました。
その後、1時間ほどの沈黙もあり、釣果を抱えての帰りの道中のことも考えてこれにて終了といたしました。
悲喜こもごも
釣りしているよりも磯歩きとトラブル対応している時間の方が長いという展開にもかかわらず、望外の大漁となりました。しかしこのクラスの魚3尾をぶら下げて、磯場での徒歩30分は相当しんどかったのは言うまでもありません。血抜き不完全状態では10kg以上はありますからね。案の定、翌日は足腰バキバキでした。
しかし、春先の貧果を埋め合わせて余りある大漁でした。その日のおかずとした刺身半身は春の味覚として家族6人を満腹にしたばかりか、その後の貴重な食材として我が家の冷凍庫を満杯にすることとなりました。
しかし、ダブルでクラッシュしたロッド、どうしよう???
今年の後半戦の釣りが組み立てられないのでは。。。