春シーズンの〆は西積丹で

北海道の長い冬が明け、2018年の春の釣りシーズンが到来しました。

しかしながら、なんだか今年の北海道は天気が不安定。暑くなったり寒くなったりをさんざん繰り返し、どうもしっくりきません。

週末も悪天候が続き、波が落ち着くこともほとんどありませんでした。

海詣でもそれなりに出かけてはみたものの、人に言えるような釣果はなし。

それでも伝え聞く情報では平均的な釣果も上々なようで、春の定番、ホッケやカレイ類は近年に比べ豊漁に恵まれているようです。

産卵期を過ぎたGW明けでもイケているらしいので、好天に恵まれた5月27日、積丹目掛けて深夜出発を決め込みました。

狙いは平物、ホッケを投げで、荒天時はさらしで上がりにくい祈石下を釣り場に選択しました。

二本竿から中、遠投に仕掛けを投げ込み、竿立てに並べたのが午前4時ころ。さすが北海道、すでに日が長い。

2018年5月27日祈石

久々の穏やかな海、雰囲気は上々です。

薄明りの中、少しづつ竿先にあたりが見られますが、乗るには至りません。時折激しく竿を跳ね上げるようなあたりもありますが、どれもこれもショートバイト。このへんは産卵期前の最盛期とは条件が違うらしく、吸い込みが悪いです。

周りもだんだん明るさを増し、針サイズ間違ったかな、と思い始めたころあたりとともにドバっと糸ふけするカレイ特有のあたり。

足元手前に張り出した根に取られぬよう早めに浮き上がらせようと竿先高く巻き上げ、おりゃっと抜きあげると、幸先良く30cm台後半の良型マガレイです。

マガレイその1

その後は入れ食いとはいきませんが、ぼちぼちのペースで釣れ始めます。どれもマガレイ、それも春先とは違い良型揃いです。

そんななか、ひときわ大きなあたり。これはっ!と思いながらうおりゃっと抜きあげたところ…

あれ?  なんか変。  なにこれ。

子サメ

サメだね (笑)

サメその2

サメだわ (笑)

当然お帰りいただきました。

その後、7時過ぎまでぼちぼちペースで釣れ続けましたが、その後はパッタリとあたりが遠のきました。

マガレイダブル

途中暇つぶしで投げたルアーを追ってきた35cmくらいのアメマスを追加して納竿といたしました。

本日の釣果はこんな感じ。

20180527釣果

まあシーズン終わりにしてはまずまずなんじゃないでしょうか。

 

なんと積丹で?ホウボウ??

訳あって、仕事にあぶれて暇になってしまった10月末、ちょっと早めの釣り納めということで積丹半島への平日釣行いたしました。

先日調達したショアジギロッドの魂入れと、せっかくの平日釣行なので、日中はのんびり投げ釣りも並行しようとの贅沢な計画です。

まずは朝のマヅメ時、西積丹のいつもの荒磯で戻りのブリを狙います。

先日行ったSaltyStyleでの初釣行時は、強風、高波でロッドの細かなインプレッションはわかりませんでしたが、今回使用してみてやっぱりこのロッドはなかなかの実力の持ち主だと感じました。軽さからくると思われる感度の良さは、ルアーの動きをキチンと手元まで伝えてくれます。また、ルアーウェイトに対して幅広く対応して、しっかりそれなりの飛距離まで運べるキャスト性能を発揮してくれます。

やっぱり抜群のコスパです。

しかし、プラグからジグまで、何を投げてもノーリアクション。全く魚の気配を感じません。注意深く周囲の海面の変化を観察しますが、

なにもない

これはまずい・・・

遠く対岸に見える他の釣り人にもなんだか元気がない様子。

ここは気合を入れなおす為にも移動を決断。急いで荷物をまとめて車まで戻ります。汗だく磯歩き20分。。駐車場で出くわした、対岸から戻ってきた釣り人に聞くも「対岸もさっぱり」だったようで、決断を正解と善意的に断定し、困ったときの兜千畳敷で五目釣りへと狙いをシフトします。

千畳敷の岩内に向いた側の横岸に陣取り釣りを再開。

が、どこへ行っても鳥すらいない状況。ちょっとこれは青物は厳しそうです。ちょっ投げ釣りに重心を移してのんびりいっちゃおうかなと胴付き2本バリの遠投仕掛けに塩イソメ房掛けで竿1本だけでフルキャスト。

4~5投ほど打ち返したところでカレイっぽいグググンというアタリ。本日のファーストフィッシュは20cm強のマガレイでした。(写真なし)

しか~し。

続かない。

アタリない。

暇だからジギングロッドで手持ちのルアーを全部投げてみたり、投げの仕掛けを変えてみたり、

でも何も起こらない。

帰ろかな、なんて考えがめぐりだすころ、投げ竿にかすかなアタリ、その後コンコンコンと明確なアタリに変化します。

でもなんか平物っぽくない、でも首振る感じもない、

なんだろ。。。

恐る恐る巻き上げてみるとなんだか小さな赤い魚体。。

ん?青い腹鰭?

これはホウボウじゃね?

積丹で???

写真分かりづらくてすいません。時間が経って腹びれが縮んじゃってるんでわかりにくいのですが、確かに青緑の鮮やかで大きく左右に開いた腹びれと細身と縦長なお顔。エラの下には足も生えてます。南方のオフショアの釣りで釣れてるのを釣りビジョンで見たことがあります。

なんか神のお告げか、浦島太郎の亀かって感じになっちゃって、これ以上続けなくていいや、って感じの雰囲気に荷物をまとめることにしました。ただホウボウは食べたことがないので小さいけどお持ち帰り。

帰ってから調べてみましたが、図鑑によると道南には生息情報はあるらしいですが、一般的には中部地方以南が主たる生息地らしいです。海水温上昇が叫ばれる昨今の日本周辺海域ですが、いるんですね、北海道にそれも積丹に。

珍客中の珍客に見舞われた、2017年ラスト釣行でした。

かつては青くきれいに光ってた腹鰭。

 

 

 

 

 

足も生えてます。

 

 

 

 

刺身でいただきました。身はやわらかめでしたが、割と味はしっかりあります。

美味

アブガルシアショアジギングロッド Salty Style Shore Jiggingを使ってってみた。(釣行編)

序論(言い訳w)

本当は(釣行編)は(実釣編)の予定でしたが、すいません。なんせ魚に触ってさえいただけなかった為、後者は書くことが出来ません。急遽内容を変更して進めます(笑)強風と高波のせいで写真もありません。ので淡々とインプレッションだけ掲載します

前提

自分の使い方としては、比較的潮の早い深場で、ジグとプラグを併用します。対象とする魚のサイズとルアーウェイトに応じてロッドの硬度を選択するのが一般的なのでしょうが、感度的なことを加味してMHクラスにしようかと思ったものの、タフな岩場が主戦場の私は細いリーダーをチョイスしたくありません。魚を抜き揚げる必要もままあるため、ガイドサイズセットが1ランク大きいHクラスを選択しています。

KRガイドコンセプトが設定されていて、トップからMG10、以降KW10、10、10、16、20、30の7点ガイドとなっています。改めてこの価格ではリッチなガイド選択となっていると思います。事実、高波、ド強風の中でもライントラブルは皆無、リーダーとメインラインの結合部の引っ掛かりも気になりませんでした。まずはガイドサイズ大きめを選択して正解。

ボウズの遠吠え(インプレッション)

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